だめにんげんやめたいにっき

妻子持ちダメ人間がダメじゃなくなろうと努力する様をポップに描きます(予定)にっきと称していますが更新は不定期です

やっぱり身体がダメだった

3カ月とか半年とか、そのぐらい経ったあたりで最後の更新をしようと思っていた。

何だかんだ意識改革が奏功して生活が改善したお!俺たちの戦いはこれからだ!てな具合に。

残念ながら、そうはならなかった。

 

いくら気持ちをしっかり保とうと努力しても、身体が言うことを聞かない。

仕事もそうだけど、その仕事を何とかしようと足りない体力を振り絞るので、結果として趣味にも手が回らない。

書き物や家事をすれば手が痛み、通退勤で足腰が痛み、気分転換にと家族で外出したりしてみてもやっぱり足腰は痛み、ここ数日は下肢の関節が漏れなく痛む上に筋肉痛もひどい。

今日なんか夜しっかり寝て昼寝も(驚いたことに3時間も)したというのに、疲れは取れきらないし頭も働かない。

よって授業の準備は進まない。

 

自転車操業状態になっている授業が一つあって、まあそれは多分に夏休みの間ろくに準備を進めなかったツケを払っているわけだけれど、いよいよ転倒しそうな感じ。

現状どうオチをつけたものか、残り回数が少なくなってもまるでビジョンが描けない。それ以前に、次の回どうしたもんかなと途方にくれている。

 

繊維筋痛症とか慢性疲労症候群とか、恐らくはそのあたりなのだろうなと確信しつつある。

とりあえず年明けに専門医の予約を取ったので、そこで何とか上向くことを祈るばかり。

 

そんなわけで、不本意ですが、当面は引き続き日常の愚痴など書き連ねてまいります。

ブログタイトルにあるような思いを胸に、極力頑張って生きながら。

カーチャンの息子で良かった

メンタルクリニックに行ってきた。

今回は発達障害の診断に関わって幼少期の話も聞かれる関係上、実家の母を伴って。

 

結論を先に述べると、発達障害の診断は(グレーな部分はあるんだけど、という但し書きは付きつつ)下りなかった。

とりあえず、今の段階ではそれで良かったのだと思う。そう思わされる小一時間の面談だった。

 

精神面の不調は、だいたいのところ以下の2点によっているのではないか、というのが担当医の見解だった。

 

・仕事のプレッシャーを過度に感じてしまっていること

・(上記とも関わり)仕事を始めて以降、それまで自分で決められていた生き方のペースに外的要因が加わるようになった結果、ライフ・ワーク・バランスが崩れたこと

 

ケアレスミスの多さにせよ、疲れが取れないことにせよ、気持ちの余裕を持てていないことが最大の要因ではないか、ということも言われた。

何だかんだ成長に伴って社会性は身につけられているし、今ある問題を障害のせいと断じてしまうことは恐らく解決に繋がらないだろう、とも。

加えて、趣味は趣味としてもっと楽しんでいいのだし、抱え込んでいるものは気にせずどんどん友人や恩師に相談していいのだ、とも。

ぐうの音も出ない、という感じだった。

 

色々なアドバイスを受けつつ、最終的にもうちょい頑張ってみるかいと思うに至る決定打となったのが、聞かれたことに答える以外はほぼ無言で先生の話に耳を傾けていた、母の一言だった。

 

「あんたの授業がきっかけで、同じ大学の院まで進んだ子がいたんでしょ?それはとても素晴らしいし、誰にでもできることじゃないでしょう。もっと自信と誇りを持ちなさい」

 

先生の目の前だというのに、不覚にもちょっと涙が出た。

そうなんだよな。自己評価がどれだけ低かろうと、何かしら良さはあるんだろうし、それをちゃんと汲んでくれる人だっている。授業の質は高くなくても、それが万人にとって無意味ということにはならない。それならば、今より一人でも多くの学生に意味のある話ができるよう、手を尽くすのが僕の務めなんだ。

ありがとうカーチャン、いつも見守ってくれていて。そして大事なことに気づかせてくれて。

そんな思いを込めた今回の表題です。

大したものではないかもしれないけれど、自分が持てるものを未来ある若者に伝えていくということ。そうすることが、普通よりだいぶ長めに学生をやらせてくれた両親に報いることにもなるし、税金で学ばせてくれた国への恩返しにもなる。今はそう信じて、できることをやろうという気になっている。

 

「○○を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?」という先生の問いに、僕は「○○の面白さを多くの人に知ってもらいたい、という思いが出発点でした」と即答した。

思い返せば色々な人と、何度となくしてきたやりとりだ。けれどそれを繰り返すうちにどこか焦点はぼやけて、それこそが自分の拠り所だという思いも希薄になってしまっていたように思う。

そんな僕の心中を知ってか知らずか、続けて投げかけられた「その楽しさを伝える授業ができていますか?」との問いは、なかなか心に刺さるものだった。

初心忘るべからず、とは、本当によく言ったものだな。

まずは原点回帰。楽しむ感覚を取り戻すところから頑張ってみようと思う。

 

 

それはそれとして、やっぱりグレーというだけあって心理検査(weis-III )の結果はなかなかにアレだった。

具体的な数値なんかは伏せるけれど、言語性IQと動作性IQの差が16(一般的に20あるとはっきり生きづらくなるレベル、という話。なお僕は言語性優位)。さらにはマルチタスキング能力の低さ、細部にばかり目がいく気質などなど、専門外の人間からすると「エスパーかな?」というレベルで当たってる部分が多々。

というか総評を見る限り、けっこうな度合いで配慮を要する人という扱いなんですがが……。

まあ自分の特性を知った上で、未然に防げる問題を防ぐのには有益な情報となるでしょう。そのへんも含めて頑張りましょう。

不特定多数に向けた甘言は危うい

「○○なんていう常識はぶち壊せ」とか、「あなたが生きにくく感じているのは社会のせい」とか、「年功序列の企業勤めはオワコン!時代は起業!!」とか、その手の発言が、昨今のインターネッツには蔓延している。

いずれも趣旨としては個人を尊重し、今の社会の在り方を批判するというもの。こうした物言いは少なからず新しい切り口を提示しているようでキャッチーに響くし、仕事のストレスが強い・職場に不満を抱えている人ほど迎合したくなるのも仕方ないと言えばそうかもしれない。ストレス源を叩くことと自己肯定がセットで達成できるのだから、まあそれに乗っかることで手っ取り早く楽にはなれるわけで。

ただ、それがきわめて副作用の強い劇薬だということに気づけないまま、やたらと乱用している人が、少々と言わず目についたりもする。

あなたは悪くない、みんな社会が悪い、みたいな甘言が不特定多数に向けて発信されるとき、それはほとんどの場合において個人の事情を考慮して書かれてなどいない。そういう発言をする本人はただ単に、自ら社会に感じた恨み辛みや何やかやを、無責任に、過度に一般化して述べているに過ぎない。それをそのまま鵜呑みにしてしまうような人は、往々にして変な方向にメーターを吹っ切って思考停止に陥り、自省や自己批判さえも忘れてしまう。結果的に社会を批判することが目的にすり替わり、そのために無関係な人を傷つけるような発言も厭わなくなっていく。常識レベルのブレーキがいかれてしまうわけだ。

そうなってしまう気持ちも、わからないではないんだけどね。鬱だSNOWでうずくまっているときは特に、 気休めだろうと自己否定のスパイラルから救ってくれる言葉や、人の温もりを欲してしまうのが人情というもんでもある。

ただ、自分を救ってくれた(気がしている)劇薬の力を過信したり、まして自分まで見よう見まねで同種の劇薬を調合し、赤の他人に施そうとしたりするのは、もはや害悪以外の何物でもない。 だって要するにおつむの良くない人間を狙い撃つカルトじゃん、それって。

起業云々に至っては、引っかかった人が安定した地位を捨てて大変なことになる事案も発生してるみたいだし。

 

少し前に大学の同級生がまさしくそうしたカルトめいた発言をしていたので、やんわりと苦言を呈したけれども、あまりにもラリっていたのでひっそり関係を絶ったことがあった。

僕だって生きづらさに苛まれ続けているけど、日本社会が1から10まで素晴らしいとも思ってないけど、この社会にちゃんとした居場所を見つけたいと思っている。社会に何か難癖をつける前に、自らを顧みられる自分であり続けたいとも。

やはり体力がない

週3日の出勤(+在宅で教材作りやら添削やら、まあだいたい半日は家事育児に充てるぐらいのペース配分)ですでにへとへとになっている。

来年度は4日に増える見込みだけどどうなるだろうか……

画力がないのでわかりにくいけど


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こういうことする奴(右)にはリアルに懲役15分ぐらいの労苦を与えてほしいな。

人混みでの歩きスマホとか腹立たしい事案には事欠かないけど特に。

 

自分の行動が周りの人にどんな損益を与えうるか、1mmでも考える知恵があったら回避できる事態なんですがねえ。

病院選びの大切さを痛感した

目下一番困っている症状とは関係ない話ですが。

 

寝ている間の歯ぎしりがなかなかにひどくて、基本的な対策としてマウスピースは使っているけど、年齢的なこともあって歯茎に痛みが出たりするようになっている。

春先ぐらいにちょっと痛みがひどくなったので近所の歯医者(妻は前から通っていたところ)にかかってみたところ、歯ブラシで強く擦りすぎだからしばらく薬を使いつつ負担をかけないようにしましょう、という話になった。

痛みが落ち着いたところで、特に頼んだ覚えもないのに歯石クリーニングが始まる。まあ受けて困るもんでもないしね、と思っていたら、レーザーのチェックで虫歯が3本+過去の詰め物の割れ(別に痛むわけではない)が発見され、有無を言わさず治療開始。

ここの歯科医がまた、温和な人ではあるんだけど、先生それ趣味なんですかと訊ねたくなるぐらいやたらとガリガリ削る。しかも削って仮詰め→翌週に本詰め、を律儀に1本ずつ繰り返すもんだから、丸2か月も通う羽目になった。

ちなみに仮詰めはよく取れた。

 

とりあえず治療が一段落して3か月後、歯の表面のギザギザ(歯石っぽい)が気になり再度受診。

再びクリーニングと虫歯チェックが入り、今度は虫歯が5本も見つかって、即日1本削られる。

このあたりから、この歯科医に対する不信感が募り始める。たかだか3か月で、そんなガリガリと(後で確認してみたら歯の2割ぐらい)削るような虫歯ができるのか?そもそも進行を抑えて経過を見るみたいな、今日日一般的なはずの選択肢が、端から提示すらされないのはどういうことなのか?

そして翌週、できてきた銀歯が合わない。隙間は接着剤で埋めたから大丈夫、と説得力皆無な太鼓判を押される。でもそこで肉とか噛むと未だかつてなく痛む。

いよいよ不信感が増大し、転院を決意。

 

そして今日。転院先で検査の結果、4本は残っているはずの虫歯が1本しか見つからないという、目を疑うような結果が出る。

その1本も(前のところではさあ治せ今すぐ治せぐらいにせき立てられてたのに)半年ぐらい様子を見て悪くなってたら治療ですかねえ、と、実にあっけらかんと言い放たれる。

歯石クリーニングの後、銀歯はそのうち落ち着くだろうからと、痛み止めを塗ってもらって様子を見ることに。

最後にフッ素塗布。歯医者通いの日々は、予想外にあっさりと終わりを告げた。

 

素人目にも明らかな、2つの医院の違いをまとめてみると、以下の3点しかない。

・虫歯チェックの方法(前のところはレーザー、新しいところはレントゲン)

・歯石・歯垢のクリーニングにかける時間(旧:5分以内、新:30分近く)

・虫歯治療の方針(徹底的に削るか否か)

たった3点、だけれども、端的に言ってヤブ医者とまともな医者の分水嶺とするには十分すぎるくらいのものではある。

正直、前の医院では、雑なクリーニングで残った異物を微妙な精度の機械で虫歯と誤認識→問答無用でガリガリ、みたいなことをやられてたんじゃないかという疑念が拭えない。これはもう憶測の域を出ないし、何してくれてんねんと怒鳴り込む気力も湧かないけれども。

 

特に歯みたいな、いったん手を加えると取り返しのつかないところの治療って、本当に病院選びが重要なんだなあ。

しみじみ痛感した次第です。

東京も冷え込んできました

そして手足の指や手首などの関節は痛むわけで。

 

仕事柄、教案などを作ったり教材作成の備忘録を取ったりするのに紙と筆記具は欠かせないが、手の痛みが強いときは文字通りというか筆が進まない。

別に手が痛すぎて死ぬという話でもないけど(実際のところ直接の死因になるものではないだろうし、現状そこまでどうしようもない段階にも至っていないと思う)、やはり常時痛みを抱えながら文字を書き続けるのはけっこうなストレスになる。

そんなわけで、最近はできるだけ手指や手首に負担をかけない筆記具を重用しがちになっている。

主なレギュラーメンバーはだいたい固定されていて、用途により使い分けがある。

 ※以下、PILOT製品を異様なまでにプッシュしますが、別に回し者とかではありません。ただの愛好家です。

 

・メモ書き

アイディアの整理など、思いつくまま書き連ねる場合はほぼ万年筆一択。筆圧をかけなくて済むので、手への負担を最小限に抑えられるから、という当然といえば当然すぎる帰結。紙には特別こだわりがなくて、むしろ余ったレジュメ等の裏紙とかでまったく問題ない。

最近まで安い鉄ペンがメインだったが(金ペンも持ってはいたけど何となく特別な用途にしか使っていなかった)、ちょっと奮発してカスタムヘリテイジ91のFMを買って普段使いし始めたら色々と世界が変わった感がある。

http://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/fountain/custom_heritage91/

あまりに書き味が滑らかなので、ついついどうでもいいことまでメモったりしてしまう(これも脱線の悪癖ではあるが……)。何だかんだ、ほとんど常に付きまとっていた苦痛から(完全にではなくても、限りなく)解放されるというだけでテンションが上がっている気もする。

 

・レジュメへの細かい書き込みや教案など

消したり買いたりを繰り返しつつ、最終的には視覚的にも整った形に持っていく必要がある(そうでないと自分で読んでいてわけがわからなくなり、当然のように本番にも影響が出る)。

そうすると必然的にシャープペンや鉛筆が主な選択肢になってくるが、個人的には太軸で重心が低めのシャープ(Dr.グリップとか)が手にフィットする傾向がある。

家で腰を据えて作業するときはともかく、外で使うものとしては、同じPILOTのデルフルというペンが太さ・重心バランスともにちょうど良く、何より振動で芯が出て周りのものを汚す心配がないので使い勝手がいい。

http://www.pilot.co.jp/products/pen/sharp_pen/sharp_pen/delful/

 芯は同じパイロットのneox graphiteのBあたりが柔らかい書き味で手に優しく感じる。

 http://www.pilot.co.jp/products/pen/sharp_pen/sharp_pen_ct/neox_graphite/

 

・答案の添削など

赤入れはVコーンが一番楽だと思う。

http://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/water_based/vcorn/

書き味だけで言えば理想は万年筆だけど、書き損じに修正テープ等が使えないデメリットもある。

さすがに互角とまでは言えないけど、Vコーンは万年筆に迫るソフトな書き味と低価格を両立しているのが素晴らしいの一言。

あとは添削者のことを考えずに行間・字間ギチギチの答案を出してくる奴には、心の中でクソがと悪態をつきつつ、ぺんてるハイブリッドテクニカノック(0.35mm)を使うこともある。こちらはカリカリした書き味ではあるが、言うほど筆圧は要さず、また適度な抵抗感ゆえメリハリの利いた字を書きやすいというメリットがある。

廃盤になったのは本当に惜しまれるが、リフィルは作り続けてくれているので愛用者としてはありがたい限り。これからも何卒……!

 

終わってみるとけっこうな長文になってしまった……。

ええ、何を隠そう文具集めも趣味です。

こうして文章にしてみるとなかなかに楽しんでんじゃないか僕。