だめにんげんやめたいにっき

妻子持ちダメ人間がダメじゃなくなろうと努力する様をポップに描きます(予定)にっきと称していますが更新は不定期です

謎の痛みで身体がやばい(1)

タイトルのとおり。

 

一昨年の晩秋~年末あたりにかけて、手足の指に妙な違和感を覚えるようになった。

指の背に細かい棘が無数に刺さっているような、あるいはチクチクした布地その他で絶えず撫でられているような、痛痒い感触がほぼ1日続く。

 

思い返せば、もう少し前から兆候はあったような気もする。特に屋内外の温度差が大きくなる冬場は、靴下の内側が汗で蒸れた後、冷えたところで変な痒みが生じる。

まあ当初は、これが霜焼けというやつなんだろうぐらいに思っていた。痒みが悪化して痛みに変わったときには通風なども疑って検査を受けたけど、血液には何の異常も見られなかった。

ついでに半年で8kgばかり体重が減っているのが気になる、と相談したところ、腫瘍マーカーの検査もしてくれたが、やはり異常はなかった。まあ、結婚して実家を出て、食生活が変わったせいだろうとそのときは思った。

 

一昨年暮れの痒み(もしくは痛み)は、少し違っていた。

手も足も痒すぎて寝つけない。心配した妻が愛用の電気毛布を貸してくれたので暖めてみたところ、よけいにひどくなった。

あんまり清潔なアパートでもないしダニにでもやられただろうか、でも手足の指だけピンポイントって妙だな……と思いつつ、強めの虫刺され薬を買って塗ってみても効果はない。

耐えきれなくなって、去年の年明け早々に皮膚科を受診した。そのときには、掻き壊した指の背がひび割れて、ほとんど絶えず血が滲んでいた。

原因はよくわからないね、でもこれを塗れば治るでしょう、と言って出された強めのステロイド薬はかなり劇的に効いた。ただ、それで痒みが収まる(と言ってもマシになるだけで消失まではいかない)のと反比例するように、手足の指の関節がズキズキと痛むようになった。

布巾を絞るだけでも、思わず呻き声が出るくらい痛い。飲み物の入ったカップを持ち上げる程度の負荷でも、手指は悲鳴を上げる。

足の指も同様に、痒みが軽減するのと引き換えに痛みを感じ、歩くのが辛く感じるようになった。

翌週に再び皮膚科へ行き、経過を見てもらう。痒みは良くなったけど痛みが……と訴えると、指の赤い腫れと熱感が気になる、問題ないとは思うけど念のため膠原病の検査を受けてください、ということを言われ、某大学病院への紹介状が出た。

 

紹介先は父のかかりつけ病院だった。

何を隠そう父は膠原病患者で(ただし僕のような症状が出る病気とは異なる)、長年にわたって通院し、ときには入院もし、全幅の信頼を置いているところだ。

ここならちゃんと診てくれるだろうし、どういう診断であれ症状を改善する道筋は見えてくるだろう。そんな期待があった。しかし、それはものの見事に裏切られる。

 

長くなってきたので記事を分けます。